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「父の日」セール、今年もクールビズ商品が人気
6月7日7時50分配信 産経新聞
15日の「父の日」に向けて和歌山近鉄百貨店(和歌山市)で6日、「父の日セール」が始まった。紳士服コーナーには定番のポロシャツやベルトや靴、甚平などがそろっている。
同百貨店によると、襟の配色だけを変えたクリネックポロシャツ(5000円~)などカジュアルな服や、清涼感あふれる甚平のほか、扇子や和柄のハンカチ、通気性のよい竹繊維素材の靴下(1500円~)などビジネス向けの商品が売れ筋という。
またポケットチーフなどのアクセサリーも人気だという。売り場の担当者は「クールビズも今年で4年目。ネクタイに代わったおしゃれを考えている方に人気のようです」と説明する。紀の川市貴志川町の主婦、中前道子さん(58)は「たくさんあって選ぶのが楽しい」と話していた
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政府が提唱する夏の軽装「クール・ビズ」の商戦が、中国地方の百貨店などで熱を帯びている。ノーネクタイでも襟元がおしゃれなデザインのシャツやポケッ トチーフなど小物の品ぞろえを強化し、関連商品の売れ行きは前年を大幅に上回る好調な滑り出し。各店とも「特需を逃すな」と売り込みに懸命だ。
天満屋八丁堀店(広島市中区)は衣替えの1日から、紳士服売り場にノーネクタイ向けシャツの特設コーナーを設けた。ネクタイなしでも胸元がお しゃれに見えるように、襟をボタンで留めるボタンダウン型や襟が通常より1センチ程度高いタイプ、襟と襟以外で柄を変えた「クレリック」などを前年より約 2割増やした。売り上げも1.5倍のペース。突然の流行のため、メーカー側の供給が追いつかない売り場もあり、追加注文で商品を拡充していくという。
天満屋はテレビで紹介され始めた先月下旬から問い合わせが増えたため、岡山店(岡山市)やアルパーク店(広島市西区)でも男性店員がノーネクタイ姿でPRする力の入れよう。「反応は予想以上。7、8月のピークに向け、さらに盛り上げたい」と意気上がる。
百貨店の紳士服は近年低迷が続いただけに、各店とも父の日(19日)商戦に合わせ売り込みを急ぐ。福屋は八丁堀本店(中区)広島駅前店(南区) で今月からクール・ビズを前面に出し、本店ではボタンダウンのシャツを通常の3倍にした。そごう広島店(中区)はアイビー世代向けのボタンダウンを拡充。 三越広島店(同)は、襟元から見えないVネックの下着が人気を集める。
ちまきや(山口市)は8日から関連商品を1.5倍にした。各店とも、スーツの胸元を飾るポケットチーフや襟に付けるシャツピアスなどの小物も好調という。
一方、クール・ビズは「ノー上着」も勧めており、スーツが主力の紳士服店は関連商品を強化しつつも反応は複雑だ。最大手の青山商事(福山市)は 特にクール・ビズのPRはせず、ボタンダウンなどの品ぞろえの強化で対応する。はるやま商事(岡山市)は今週末までに全国約290店でシャツを中心に特設 コーナーの設置を進めながら、同時に涼しい素材を使った新商品「アイススーツ」も売り込む戦略だ。
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ポケットチーフとクールビズは切っても切れない関係のようです。
http://job.yomiuri.co.jp/news/jo_ne_06041011.cfm
昨年に話題を集めた夏の軽装「クールビズ」。今年は早くも商戦が始まっている。2年目は「ノーネクタイ・メンズファッション」という枠にとらわれず、個性的なデザインや機能を競う。ビジネス街に近い東京・日本橋の百貨店で、今年の売れ筋をみた。
クールビズの主役は、やはりワイシャツ。「夏に向けてメーカーの出荷量は昨年の5割増」(大手百貨店)となる見込みで、品ぞろえは一段と豊富になる。
日本橋高島屋は、早々とクールビズコーナーをオープンした。紳士服担当、郡一哉副部長は「昨年は、普通のワイシャツにノーネクタイという人も多 く、暑さはしのげてもファッション性はいま一つだった。今年は、デザインも多彩で、ネクタイなしでも格好のいいシャツがそろっている」という。
今年注目されているのが、襟の形が左右に大きく開いているタイプだ。ネクタイを締めなくても襟元が散漫なイメージにならないよう、襟の“自己主張”を強くしたという。
ボタンだけでも、第1ボタンがないものや、逆に第1ボタンの位置に3個も付いたタイプなどがある。ストライプ柄で襟と袖口だけが白い「クレリックシャツ」や、襟と袖口の内側にストライプ柄が入った無地のシャツなど、色やデザインも多彩だ。
店やブランドによって違うが、既製品のワイシャツは1着8000円~1万5000円が中心。日本橋高島屋では、好みの襟や袖口の形を数種類から選べる「パターンメイド」もある。
郡副部長は、ビジネスマンが心掛けたい着こなしについて
〈1〉ジャケットを着るなら長袖シャツ
〈2〉首もとから肌着が見えない――の2点をアドバイスする。あくまで仕事着として、相手に「引き締まった」印象を与えることが大切だという。
クールビズコーナーには、夏のビジネスシーンを涼しく過ごすために、素材に工夫を凝らした衣料品が目白押しだ。
日本橋三越本店では、生地に和紙を織り込んで風通しを良くしたジャケット(5万400円)や、ワイシャツの生地で作った軽くて涼しいジャケット (1万6800円)、竹素材を織り込んだ靴下(1000円前後)などを取りそろえる。ネクタイにこだわる“硬派”のビジネスマンには、シルク地で編み目の 粗い夏向け「ニットタイ」(7245円~1万2600円)も。見た目に涼しく、さわやかさをアピールできそうだ。
クールビズでは、襟の間から見えないように、肌着は胸元の切れ込みの深い「V字ネック」が定番。首もとのラインを自分で切って決められる「シーク」(日本橋高島屋で2940円)という変わり種もある。はさみで切ってもほつれてこない特殊加工の生地を使っている。
胸元の印象を引き締めるポケットチーフ(日本橋三越本店で5000円前後が中心)なども活用したい。
あなたはどのような着こなしで「涼しさ」と「好印象」の一石二鳥を狙いますか?
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